(2)飛騨生きびな祭り

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(2)飛騨生きびな祭り

 飛騨生きびな祭りは、飛騨一宮水無神社で養蚕や農業の繁栄と女性の幸福を祈願し、1952年に始まったお祭りです。飛騨の雛祭りは、1か月遅れの4月3日に行われます。この日、飛騨全体の未婚女性の中から公募で選ばれた9人が、先頭が右大臣・左大臣で、その後に5人官女(かんじょ)が続き、お内裏(だいり)さまとお后(おきさき)さまが最後という順で、平安時代の装束(しょうぞく)に身を包み、祭りの主役として一之宮町内を行列します。
この行列を見に、近隣だけでなく全国から観光客が訪れます。祭りの最後には、水無神社で生き雛による餅まきが行われます。
 雛祭りの起源は、平安時代に京都の貴族の子女の遊びから発展したとされています。初めは「遊びごと」であり、儀式的なものではなく其処に雛あそびの名称の由来がありました。昔から飛騨では、(今は行われている地域はありませんが)「ひなさまみーしてくーれんか。おぞーても褒(ほ)めるに!」 と言いながら子供たちが各家を回って、雛様を見せてもらい、お菓子 をもらってくるという、「がんどうち」という行事がひらかれていました。

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※おぞーても:悪くても
※がんどうち:漢字で「強盗打ち」と表記し「盗みとりごめん」の意味。
※養蚕(ようさん):着物などの原料になる絹糸を取るために、蚕を飼うこと

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